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受付時間 19:00~22:30/診療時間 19:30~23:00
※月〜土曜日(祝日・年末年始を除く)

内科(15歳以上)の軽症患者を診療します。
受診前に必ず電話でお問い合わせください。(受診のお問い合わせ19:00〜)

来院時、発熱、風邪症状などがある場合は施設内での診察ができない場合があります。*直接来院されても診察できませんのでご注意ください。

NOTICE

風邪をよく引くヒト、引かないヒト!

Q. 風邪をしょっちゅう引くのですが・・・

A. まわりに風邪をひいた人がいれば、風邪を貰いやすくなります。また、同じような状況にあっても、体が弱っていると(免疫力が低下していると)より一層かぜをひきやすくなります。これらが風邪をよく引く原因です。
小児は大人より、これまであまり風邪にかかっていないため、風邪に対する抗体ができていません。かかりやすいと言えるでしょう。

Q. どうして体が弱ると、免疫力が低下するのですか?

A. 病気にかかったり、けがをすると、免疫力が亢進し炎症が起こります。炎症とは、治癒のためにおこる生体内の反応です。その過程で熱や腫れが出ます。これらの反応が過度にならないために、生体は「コルチコステロン」等のホルモンを分泌し、免疫力に一定のブレーキをかけるようになっています。この作用は全身に及ぶため、病巣部以外の免疫力は低下することになります。
生体は、全身の免疫力を上げるなどの効率の悪いことはせずに、病巣部以外はセーブし、病巣部のみの免疫力を上げていると捉えることもできます。

Q. 免疫力はどんな人が低下しやすいですか?

A. 免疫不全症候群や免疫を抑制する薬を服用している人は免疫力が低下します。些細な病気やけがなども低下のリスクになります。しかしそれらがなくとも、以下のような生活習慣で免疫力は低下します。
●がある人は注意が必要です。

Q. セルフチェック!

  1. ●肉体的ストレスの多い生活、長時間労働
  2. ○一日中パソコンに向かう仕事
  3. ●運動不足
  4. ●睡眠不足、あるいは不規則
  5. ●精神的ストレスを抱えているひと
  6. ○抑うつの人、笑わない人
  7. ●栄養不良、栄養のバランスの悪い食事(野菜が少ないなど)
  8. ○アルコールの飲みすぎ
  9. ○たばこ
  10. ○早食い
  11. ○口腔内等の粘膜の乾燥(口を開けて呼吸しているひと)
  12. ○抗生物質や解熱鎮痛剤の飲みすぎ
  13. ○夏場に冷房の効いた部屋でばかり過ごしているひと

Q. 実際、免疫力が低下した時は、どのような兆候が出ますか?

A. A以下のような兆候がでたら、免疫力が落ちていると考えられます。
チェックが多いほど免疫力が低下しています。

Q. セルフチェック!

  1. ○口内炎ができた
  2. ○口周りにぶつぶつができた
  3. ○体がどことなくシャキッとしない、疲れがなかなか取れない
  4. ○風邪がなかなか治らない
  5. ○久し振りに激しい運動したら、その後風邪をひいた
  6. ○重要な会議や試験日の前に体調をこわした
  7. ○休みの日によく風邪をひく
  8. ○花粉症や肌荒れがひどくなった

Q. 精神的ストレスでも免疫力は低下するのですか?

A. 身体的ストレスばかりでなく、精神的ストレスでも、交感神経が刺激されアドレナリンが出る一方、副腎より「コルチコステロン」というホルモンが分泌されます。そのせいで、胃潰瘍になったりもします。

Q. マスクは風邪ひきの予防になりますか?

A. 粘膜の乾燥により、病原体が侵入するのを防ぐ力が低下します。また、粘膜の繊毛細胞の働きも低下して、ウイルスを排出する力も低下します。マスクでのどの湿度を保つことは、他人からウイルスを貰わないことに劣らず重要です。

Q. 体調が悪いと、“口の周りにぶつぶつ”や“口内炎”ができやすいのですが、これはなぜですか?

A. 免疫力低下のために、体に中に潜んでいるウイルスが 、活性化するためです。

Q. タバコもいけませんか?

A. たばこに含まれる有害物質が、粘膜の免疫細胞の働きを低下させることが分かっています。

Q. 運動をすると免疫力は上がりますか?

A. 運動した後は一時、少し免疫力が低下しますが、適度な運動を定期的に行うと免疫力が増強します。筋力をつけることも大切です。因みに、入浴し血液循環をよくすることも免疫力を高めます。

最後に・・・

風邪は、人から貰うものなので、どうしても避けることはできません。風邪を引いてしまった場合でも、いち早く“免疫力を回復する”ようにすることが大切です。
日頃より、免疫力が低下しないような、できれば上げるような生活を心がけましょう。